カバノキ科(シラカンバ、ハンノキ等)花粉症(アレルギー)の方は豆乳等にも注意。豆乳で食物アレルギーの症状発生の報告。
国民生活センターの発表によると、カバノキ科(シラカンバ、ハンノキ等)の花粉症の人が豆乳等を飲んだ際にアレルギーを発症する事例が報告されているとのことです。
http://www.kokusen.go.jp/mimamori/mj_mailmag/mj-shinsen180.html
http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20131205_1.html
以前に、ハンノキなどの花粉に含まれるたんぱく質の形がリンゴやモモのたんぱく質とよく似ているため、果物アレルギーが起きることを紹介しましたが、ハンノキ花粉症の方は、豆乳にも注意が必要です。
以下、国民生活センターが挙げている注意点です。
- カバノキ科(シラカンバ、ハンノキ等)の花粉症の人が豆乳等を飲んだ際にアレルギーを発症する事例が報告されています。
- これは、大豆がカバノキ科の花粉と似たアレルゲンタンパクを含んでいるためです。大豆中のアレルゲンタンパクは熱や発酵などの加工処理で活性を失いやすく、納豆等の加工度の高い大豆製品で症状が出ることはほとんどありません。
- カバノキ科の花粉症のある人が豆乳を飲む際には、少量ずつ摂取して様子を見るなどの注意が必要です。リンゴやモモを食べてのどがかゆくなるなど、果物アレルギーのある方も、豆乳等で同様のアレルギー症状が出ることがあるので注意しましょう。
- カバノキ科の花粉はスギ花粉と同時期に飛散し、症状も似ています。自分がカバノキ科の花粉症かどうかは、医療機関の血液検査で調べることができます。
- アレルギー様の症状が出た場合は、直ちに医療機関を受診しましょう。
2014.1.18 日本豆乳協会からの回答について、記事を書きました。