あれとぴ*アレルギーの話題

アレルギー家族を持つ父親として気になったアレルギーの話題についてのブログです。※アレルギーという話題の性質上、本ブログの情報の活用による責任は負いかねますので、ご了承ください<m(__)m>

次のリンク先ではアレルギーに関するニュースをクリップしています。
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保護機能が低下した皮膚から食物たんぱくが吸収され発症する食物アレルギー

朝日新聞の記事で、食物アレルギーが皮膚からも発生することがあるという内容が紹介されています。


食物アレルギー、皮膚からも - けんこう処方箋 - アピタル(医療・健康)

『近年、保護機能が低下した皮膚から食物たんぱくが吸収されてアレルギーを招くという説が注目されている。日本では、小麦たんぱくを含んだせっけんを使って小麦アレルギーを発症した例が問題となり、皮膚からの食物吸収も食物アレルギーの原因であることが示された。

 主なアレルギー症状は、皮膚が赤くなる、じんましんが出る……など。呼吸困難、嘔吐(おうと)、血圧低下など生命にかかわるアナフィラキシーショックを引き起こすこともある。』

「茶のしずく石鹸」によるアレルギー発症事例で大きな話題となりました。


茶のしずく石鹸事件の概要【悠香】 - NAVER まとめ

 

経皮感作による食物アレルギーは研究途上のようですが、医療従事者向けではありますが、こちらに詳しく解説されています。

『まず、食物そのものまたは食物蛋白を含む化粧品・スキンケア製品がバリア異常のある皮膚に接触した時に局所の発赤、痒みなど接触蕁麻疹の症状が出現する。やが
て、実際にそれら特定の食物を経口摂取した際に即時型の食物アレルギーの症状が誘発されるという経過が多い。』とあります。

子どもの場合には、皮膚炎のあるところに直接食物が接触したことをきっかけに、その食物を食べた際にアレルギー症状が出たり、大人の場合では『主婦や調理師、食品加工業勤務など、食品に素手で高頻度に触る職業性のものが報告され、我々もエビなどの魚介類や果物のキウィ、野菜のチコリによる接触蕁麻疹から発症し、アナフィラキシーへ発展した例』もあると紹介されています。

また、茶のしずく石鹸のように『加工された食物蛋白や食物由来の蛋白分解酵素などを含む化粧品や石鹸の皮膚への曝露により感作され、実際に食物を摂取した際に発症するものもある。」ということで、『海外の疫学調査でピーナッツオイルを含むスキンケア製品を使用するグループでピーナッツアレルギーの発症が多いという報告』があることや、『蛋白分解酵素のパパイン(パパイヤを原料とする)を含む洗顔料に感作され、食物アレルギーの症状を発症した』といった事例も紹介されています。

 

◆その他参考サイト等

接触皮膚炎│かゆみナビ
下の方に加水分解小麦入り石鹸による食物アレルギーが紹介されています。

アレルギーQ&A|いたやどクリニック
乳幼児のスキンケアなどが紹介されています。