災害時に役立つ「食物アレルギー防災カードセット」を仙台市の市民団体「あっぷるんるんくらぶ」が作成。無料ダウンロードも可能。
河北新報の記事で、食物アレルギーの方が被災時に活用できる防災カードセットを市民団体が作成したことが紹介されていました。
食物アレルギー 災害時にカードで伝達 | 河北新報オンラインニュース
このカードセットは、東日本大震災後に被災地で食物アレルギーの方が食料確保に苦しんだ教訓を生かして、仙台市の市民団体「あっぷるんるんくらぶ」が作成したもの。同団体のウェブサイトから無料でダウンロードもできます。
カードには、食物アレルギーの本人用、保護者用、周りの人にわかってもらうためのお知らせカード、避難所の掲示板にはる助けてカードの4種類があり、いずれも実際に苦労された方々だからこその経験が生かされています。
東日本大震災では周りの人にアピールしなければ助けてもらえない状況や、慣れない避難所で、周りの方々が親切心で食物を渡してしまい、事故が起こった例もあったといいます。
保護者が職場から帰宅できず、食物アレルギーを持つ子どもだけで避難所で過ごさざるを得ない状況も十分に想定され、こういったカードがあることは、心強いものです。
食物アレルギーを持つ小さいお子さんのいる方は、ぜひ、活用してほしいと思います。