札幌市中央区の幌西小学校の食物アレルギーへの取り組み。教師と保護者を対象にしたエピペン講習会など。
毎日新聞の記事から。
新教育の森:ほっかいどう 食物アレルギー対策 札幌、幌西小 除去食提供や講習会も 教職員が連絡密に /北海道 - 毎日新聞
札幌市で一歩先に食物アレルギー対策に取り組んでいる小学校として、幌西小学校が紹介されています。紹介されている取組みは次のようなものがありました。
・全児童を対象にしたアレルギー調査を実施
・給食でアレルギー原因食材の除去食を希望する場合は、保護者と面談。
・保健主事の教諭、養護教諭、栄養職員を中心とした連絡態勢を構築し、給食に使用する食材の確認を実施。
・年1回、エピペンの使用方法について、医師を講師に、全教員とアレルギーのある児童の保護者を対象にした講習会を開催。
同小学校は児童949人と大きい学校で、除去食が必要な児童が43人にもなるということですが、除去食への対応にも取り組まれているようで、頭が下がります。
先生向けの講習会は広がってきていますが、保護者も一緒に参加できる講習会というのは、コミュニケーションを促進したり、学校との信頼関係の構築の意味でとても有効な取り組みだと思いました。
ちなみに、北海道内の小中高生の食物アレルギー率は、2013年の日本学校保健会の調査で、小学生7・7%、中学生8・5%、高校生7・4%と、10年前に比べてほぼ倍増しているということです。