あれとぴ*アレルギーの話題

アレルギー家族を持つ父親として気になったアレルギーの話題についてのブログです。※アレルギーという話題の性質上、本ブログの情報の活用による責任は負いかねますので、ご了承ください<m(__)m>

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日経トレンディで「腸内細菌”が、食物アレルギーの新たな治療薬になる!?」として食物アレルギー治療の研究結果が紹介されています。

日経トレンディの連載「医学博士 大西睦子のそれって本当? 食・医療・健康のナゾ」で食物アレルギーの治療に関する新たな研究成果が取り上げられています。


“腸内細菌”が、食物アレルギーの新たな治療薬になる!? 日経トレンディネット

http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/column/20140918/1060100/

記事では、次のような調査結果や研究結果、参考文献が紹介されていて勉強になりました。

◆日本の全人口の1~2%(乳児では10%)に、何らかの食物にアレルギーがある。

◆アレルギーの発生件数の多い「卵、乳、小麦、えび、かに」、症状が重くなることが多く生命にかかわることもある「そば、ピーナッツ」の計7品目は、食品衛生法で食品の表示義務がある。

厚生労働省:政策レポート(食品のアレルギー表示について)

◆米国でも3歳以下の子どもの6~8%、大人の3%が食物アレルギーを発症。社会問題に。

Food allergy Definition - Diseases and Conditions - Mayo Clinic

◆『米国シカゴ大学の研究チームは、私たちの腸内に住んでいる細菌が、食物アレルギーを予防するという、非常に興味深い発見を、米国科学アカデミー紀要(Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America)に報告』

Commensal bacteria protect against food allergen sensitization

◆『一般的な腸内細菌であるクロストリジウム菌が、ピーナッツのアレルギーから人体を保護することを発見しました。クロストリジウム菌は、食物アレルゲンが血流に入ることを防止し、アレルギーを引き起こす食物アレルゲンに感作されることを最小限にします。』

Gut bacteria that protect against food allergies identified | Science Life

 

記事中にも紹介されていましたが、近年の食物アレルギーの増加の原因として、除菌し過ぎた生活環境や食習慣が、従来からの自然な細菌の組成を乱すためといいます。

「除菌」グッズが売れている現在の日本の状況を考えると、アレルギーに悩む人が増え続けてしまうというになるのでしょうか。