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あれとぴ*アレルギーの話題

アレルギー家族を持つ父親として気になったアレルギーの話題についてのブログです。※アレルギーという話題の性質上、本ブログの情報の活用による責任は負いかねますので、ご了承ください<m(__)m>

次のリンク先ではアレルギーに関するニュースをクリップしています。
│アレルギー全般│ │食物アレルギー│ │喘息(ぜんそく)│ │アトピー│ │花粉症│ │化学物質過敏症│

神奈川県立保土ケ谷高校のシックスクール訴訟、9月30日に判決の記事。国のシックハウス対策等の紹介も。

 神奈川県立保土ケ谷高校の屋上防水工事で使用した有機溶剤が教室に漏れたことにより化学物質過敏症になったとして、同校の元教諭が県に対して損害賠償請求をした訴訟の判決が横浜地裁で2014年9月30日に行われるという記事が毎日新聞に掲載されていました。

◆くらしナビ・ライフスタイル:シックスクール、責任は誰に
毎日新聞 2014年09月26日 東京朝刊 

http://mainichi.jp/shimen/news/20140926ddm013100010000c.html

校舎の新築・改築時に多くの児童生徒が体調を崩すシックスクールが2000年代初めに発生し、今でも体調不良に悩む方がいることを紹介するとともに、学校施設の約7割は築25年以上経過し、うち改修を要する施設が9割という国の有識者会議でのデータをみると老朽化した校舎の改修工事が今後多く発生することから同様の問題が起きないか懸念されることが書かれています。

◆保土ケ谷高校での事象毎日新聞記事から引用)

『保土ケ谷高では2005年5月、生徒660人のうち308人が頭痛などの体調不良を訴えた。原因は04年9〜10月に、老朽化した校舎の雨漏りを直す屋上防水工事で使った、塗装の下塗り剤に含まれるキシレンなどの化学物質だった。雨漏りの原因となった多数の亀裂から校舎内に広がり、教室の空気を汚染した。特に工事の真下にあった音楽室では05年4月までに、文科省の定める基準値(1立方メートル当たり870マイクログラム)を超えるキシレンや、厚労省の暫定目標値(同400マイクログラム)を超えるTVOC(総揮発性有機化合物)が検出された。』

【2014/9/30追記】判決日ですが、まだニュースにはなっていないようです。この裁判の記録などを紹介しているブログにも9/30 23:58時点でも掲載されていません。

【2014/10/1追記】ニュース記事では見当たりませんが、判決が出たようです。請求棄却とのこと。判決の概要はこちらで紹介されています。


保土ヶ谷高校シックスクール裁判雑記

 

厚生労働省シックハウス対策

厚生労働省は、シックハウス対策として2002年までに13の化学物質の指針値を設定していましたが、13の化学物質以外の物質による問題もあるということで、2012年度からシックハウス問題に関する有識者会議を再開して、新たな規制を検討しているそうです。

平成26年度化学物質による労働者の健康障害防止措置に係る検討会 |厚生労働省

化学物質の安全対策サイト|厚生労働省

http://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/seikatu/kagaku/
化学物質の安全対策に関する情報シックハウス対策)

以下の化学物質について指針値が示されています→室内濃度指針値一覧
ホルムアルデヒド
アセトアルデヒド
トルエン
シレン
エチルベンゼン
スチレン
パラジクロロベンゼン
テトラデカン
クロルピリホス
フェノブカルブ
ダイアジノン
フタル酸ジ-n-ブチル
フタル酸ジ-2-エチルヘキシル
   
ちなみに、国民生活センターへのシックハウスの相談件数は、2013年度で205件で、2000年代初頭に比べて半分〜3分の1にはなっているものの、ここ数年はあまり減っていないとのことで、一層の対策が必要と思います。

 

(参考)シックハウスなどの定義
出典:http://www1.mhlw.go.jp/houdou/1206/h0629-2_13.html

シックハウスシックハウス症候群/シックビルディング症候群
住宅の高気密化や化学物質を放散する建材・内装材の使用等により、新築・改築後の住宅やビルにおいて、化学物質による室内空気汚染等により、居住者の様々な体調不良が生じている状態が、数多く報告されている。症状が多様で、症状発生の仕組みをはじめ、未解明な部分が多く、また様々な複合要因が考えられることから、シックハウス症候群と呼ばれる。

化学物質過敏症
「快適で健康的な住宅に関する検討会議」報告書(平成11年1月)、厚生科学研究「化学物質過敏症に関する研究(主任研究者 石川 哲)」(平成8年度)によれば、下記のとおり。
最初にある程度の量の化学物質に暴露されるか、あるいは低濃度の化学物質に長期間反復暴露されて、一旦過敏状態になると、その後極めて微量の同系統の化学物質に対しても過敏症状を来す者があり、化学物質過敏症と呼ばれている。化学物質との因果関係や発生機序については未解明な部分が多く、今後の研究の進展が期待される。

○総揮発性有機化合物(TVOC:Total Volatile Organic Compounds)
「快適で健康的な住宅に関する検討会議」報告書(平成11年1月)によれば下記のとおり。
複数の揮発性有機化合物の混合物の濃度レベル。健康への影響を直接的に評価するためには、個々の揮発性有機化合物(VOC:Volatile Organic Compound)についてガイドライン値を設定していく必要があるが、100種以上に及ぶ微量の揮発性有機化合物の全てについて短期間で健康影響評価を行うのは困難であり、またガイドライン値が設定されていない物質に代替された結果新たな健康被害を引き起こすおそれもあることから、VOC汚染を全体として低減させ、快適な室内環境を実現するための補完的指標のひとつとしての導入が望まれる。

 

(参考)化学物質過敏症に関係する参考サイト

化学物質過敏症とは
NPO法人化学物質過敏症支援センターによる解説。

化学物質過敏症について/千葉県
千葉県庁のウェブサイトでの紹介。

化学物質の安全対策サイト|厚生労働省


化学物質の安全対策に関する情報シックハウス対策)