マスク(通常・花粉症対策用)とメガネ(通常・花粉症対策用)の着用効果(厚生労働省の資料から)
花粉症対策の基本となるマスクの着用とメガネの装着。実際に着用することによる花粉に対する効果について、ネット上の記事がありました。
厚生労働省が行ったマスクの調査、一般的なマスクの場合は鼻の中の花粉数が537個、花粉症用マスク304個、マスクなしの場合は、1848個 / “花粉症対策 マスクで吸い込む花粉量約6分の1に減少 | マイナビニュース” http://t.co/xK9dfqDp8I #花粉症
— あれとぴ*アレルギー情報 (@allergy_j) 2014, 2月 28
調べてみると、厚生労働省のHPに掲載されている次の資料に記載がありましたので紹介します。
P.16以降に花粉症のセルフケアとして、マスク・メガネの着用が有効であることが書かれています。
◆マスクの効果
鼻の中の花粉数で比べると、次のとおりとのこと。
マスクなし:1848個
⇒通常のマスク:537個(マスクなしに比べて約7割減)
⇒花粉症用マスク:304個(マスクなしに比べて約8割減)
花粉症用のマスクでは息苦しさを感じる方もいるようですが、通常のマスクだけでも効果はあるようです。
なお、マスクについては、サイズが合っていないなど、正しく着用されていないと効果が薄れてしまいます。2004年の国民生活センターの調査結果では、花粉症対策マスクの効果は確認されているものの、マスクと顔の間に隙間があると、2割も効果が落ちることもあったとのことです。
◆メガネの効果
結膜の上の花粉数で比べると、次のとおりとのこと。
メガネなし:791個
⇒通常のメガネ:460個(メガネなしに比べて約4割減)
⇒花粉症用メガネ:280個(メガネなしに比べて約6割減)
だてメガネでも一定の効果があるようです。
コンタクトレンズは、花粉がレンズと結膜の間ですれてしまうため、メガネに替えることが推奨されています。
※子ども用の花粉症眼鏡については、先日ご紹介しましたとおり、商品によってはプラスチック部分で大けがをするおそれがありますので、注意が必要です。
なお、目や鼻を洗うと花粉症の症状が軽くなるものの、時には刺激により症状が悪化してしまうこともあるとのことですので、注意が必要です。
その他、花粉症に対する基本的な知識が下記サイトで紹介されていますので、花粉症の方や花粉症かもしれないという方は一読されることをお勧めします。